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黒テントさん演劇WS@県立劇場

本日、無事開催されました。
現地制作の私は、…なんというかもうしんでいる状況で
制作の宮崎さんにも担当の山中さんにも頭を下げてばっかりで
とうとうこの日が来ましたよ という感じなのですが。
WSではじめて県劇の音楽リハーサル室を使用しまして。
参加者は10名。
いや。ふたをあけてみれば、大いに盛り上がって、
かつ内容の濃い素晴らしいWSができたと思います。
最初の1時間の肉体訓練では、もう死ぬかというほど走らされ。
そのあと、身体を使ってモノを表現する、
そして風景を表現する。
ラストでは2チームにわかれての、人間はの出演は2名までに限定されての、
・場所 ・事件 を設定して寸劇を作るというもの。
13:00縲鰀17:00まで、身体、もしくは脳みそをフル稼働して、
つらくて気持ちよくて楽しいWSでした。
黒テントの全体制作をされている宮崎さんは、
WSファシリテーターとしても第一人者の方で、
内容に関しては安心してお任せできる方でした。
そしてなんというか、こんなだめ制作の私にも
きちんと誠意を持って対応して頂いて、本当にありがたかったです。
***
講師としてこられていた黒テント座付き作家の坂口瑞穂さんは、
今私がいちばん好きな作家さんのひとりなので、
(以前博多『鉄砲玉』のときにはサインも頂きました><)
なんだか恥ずかしすぎてまともにお話もできませんでしたが、
最後に握手をして頂きました!
そんなこんなで、私がしんでいたにも関わらず
(そんな大事なときにしぬな!…今後の課題です。)
色々とご協力頂いたみなさん、
参加して頂いたみなさん、
黒テントのメンバーのみなさん。
ありがとうございました。

『西の悪い魔女』

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去年の夏から秋にかけて、戯曲講座を受講しながら書いた作品。
夕辺東亜は、ペンネームです。微妙にアナグラム。
今回、リージョナルシアター関連事業『GKKーギキョクキクキカク』にて、
大好きな演出家:池田美樹さんの手によって、リーディング上演させて頂きました。
私も出演しました。
自分が書いた文字がせりふが、
演出家さんと役者さんの力で命を吹き込まれて存在する、という
いまだかつてない感覚を味わいました。
で、お客さんが反応してくれるということ。
「あ、この小ネタが受けてる」
「へーここで笑うんだ」
書いた時点では思いもよらなかった発見が多々あって、
本当に貴重な体験をさせて頂きました。
***
私が本を書こうと思ったきっかけは、
尊敬する劇作家・演出家さんの『本かかないの?』
というなにげないひとこと。と、
とある、海外の現代演劇事情にとても造詣の深い演出家さんと
宴席で話し合ったこと。
『日本には、海外に比べて、女性が女性を描いている作品が極端に少ない』
ということでした。
で。この『西の悪い魔女』には、まぁ詰め込みすぎるほどの
『私なり』を詰め込んでみましたが
(オズの魔法使いネタとかバカボンネタとか少女愛とか)
いちばん描きたかったのは、
『私(とあ)は、女の人で、女である私が思う女の人って、こんな人たち。』
ということでした。
このことは、今後どの作品を書くときにも意識していたいことです。
幼い頃から文章や漫画を書いてきて、
ここにきて作劇という方法をはじめてとってみましたが。
今までやってきたこととそんなに変わらない、というか
割とすんなりと書くことができた作品でした。
これから苦しみがはじまるのかもしれませんが。
最後に、演出の池田さんが、ご自身のブログにてこの本に寄せてくれた文章が
とても嬉しかったので転載させていただきます。
***
戯曲がとてもおもしろかとです。
アル中、不倫、依存症、
どうしようもない人が、
どうにかしたいと思案する物語。
自作でないものの演出、
今、これが本当に楽しい。
***
池田さん、楽しんでつくってくださってありがとうございました。
オーディションで参加してくださった役者のみなさんもありがとうございました。
稽古・本番含め、とても幸福な2週間でした。
写真:『西魔女』チラシ。絵、描きました。

雑記。

・読んだ本
『哲学的な何か、あと科学とか』
わかりやすくておもしろいです。
量子力学を数式使わずに説明してくれているので、ありがたい。
よく「観測するという行為」によって対象が変化するといいますが、
なるほど光を当てているからなのですね。
観測していない状況は多世界論まで拡がって、興味深い。SFな。
・まんが
『ブラックジャック』
中学生のときから図書館でぼちぼち読んでいて大好きなBJ。
私にとっては、手塚治虫といえばBJ。
このたびまともに通読。
なにが素晴らしいってそれはひとそれぞれだし、挙げるときりがありませんが
ファザコンの私からすれば、BJとピノコの関係につきます!
色々あってスランプな手塚さんが再発起したのがこの作品というのも感慨深い。
医学博士だった彼にはきっと一大決心だったのではないかと…。
過去の人気キャラがときにはクランケ、ときには依頼人として脇役で出てくるのも楽しいですね。
きっと彼なりのサービス精神なのだと思います。
『アドルフに告ぐ』
おぉぉ!
こんな作品を残しているから手塚さんは天才だと言われてしまうのでしょうね。
・えいが
『おくりびと』
近所のシネコンでやってたときは見逃していたのですが。
このたびのアカデミーなんとか賞の受賞によって、リバイバル上映で観れました。
うーん、すきがなく、なかなか完璧に「良いお話」。
外国受けはしそうですね。

うれしいうれしい。

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ひとに贈り物をするのって、とても好きです。
誕生日とか記念日とか、特別なひでなくても、
ふとめにとまって『あ、これあのひとにあげたい』と思うこと。
わくわくします。
同じように、贈り物をもらうのも好き。
買うときのその人の顔を思い浮かべてみて、照れくさい喜びに包まれますです。
***
大好きなきららの池田さんから、シャーペンをいただきました!
GKK『西の悪い魔女』ともにがんばりましょう、ということで
池田さんとお揃い!可愛い!!
うれしくて悲鳴をあげてしまいました。
思いがけないときだと、うれしさも倍増。
これからも、私もちょこちょこびっくりプレゼントをやっていきたい。

リンコ最終日。

『リンコのうた』、おかげさまで全公演、無事終了いたしました。
ご来場、誠にありがとうございました。
私は今回、制作統括ということで。
そのことが決まったあと、
法事と専門学校の登校日で、本番の土日がフルで現場にいることが
難しいということが発覚しまして。
相変わらずの体調不良だし。
ということで、もう振れるしごとは制作部メンバーに
がんがん振らせて頂きました。
小屋入りする前は、もちろん自分の仕事はきちんとやったつもりなんですが。
現場に私が居なくても回る体制、というのを作ることができて。
本当に良かったです。
他の制作部のメンバー、特に小石製作所のこうとうさんには
いちばんややこしい部分をお願いしてしまったりしたのですが。
初心者の彼女、きちんと自分の仕事に責任をもって、
わからないことは聴いてくれて、
本当に助かりました。
私は彼女なしでは今回の公演はなかったと言っても過言ではないくらい。
感謝しております。
プロデュース公演の制作をするのははじめてだったのですが。
色々と勉強をさせて頂きました。
ありがとうございました。

リンコ、初日終了です。

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というわけで、無事初日を終えることができました。
ふだんあまり芝居を観ない、
そして大洋火災を知っている熊本在住の叔母に、『すごく良かったよ』と言って貰えたのがとても嬉しかったです。
まだまだあと三日間ありますので。
気を抜かずにいきたいものです。
写真:チラシボード。せっせと作りました。

リンコ本番前日。

ということで、今日はゲネですよ。
ゲネをしてみたら、120分強ある芝居でした。
おお。
実際に組み上がった舞台で、音や光が入って完成するものですから。
21:30退館なのがきびしいですね。
明日は初日!

『リンコ』小屋入りしました。

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月曜日から小屋入り!
熊本ではなかなかないことです。
他の演劇が盛んな地域では、当たり前のことなのかもですが。
5回公演というのも、熊本ではきららさんくらいかなぁ、できてるのは。
新しいことにどんどん挑戦、楽しいですね。
土曜の昼 以外の公演はまだまだご予約受付中です!!
お名前・日時ご明記のうえ、メールくださいね。
abeyuko@tenkai.org

『リンコ』明日から小屋入り。

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『リンコのうた』明日からいよいよ小屋入りです。
土曜14:00の回はおかげさまで前売完売となりました。
当日券もちょっと出ないかもしれないです、キャンセル待ちとか。
他の回はまだまだご予約受け付け中です!
あべに直メールでもOKです↓
abeyuko@tenkai.org
悩めるインテリげんちゃん亀井さん、今回はいつにもまして悩みまくり。
熊本の40代以上の方はまだ記憶に生々しい、と想われる、
あの『大洋デパート火災』のことを扱った作品です。
劇作家の南さんも火災で旧友を亡くされたということで、
火災を知らない人たちも多く関わった作品ですが
決して軽々しい気持ちで取り組んでいるわけではありません!
どうか観にきてくださいね。
写真:軍手も新調。指先を切ってあるのは、青年団の美術家さん・杉山さんの真似。