夢がみれる機械が欲しい

眠くならない身体が欲しい。
アベです。
企画Bを、ちょっとづつ前に進めています。
一年がかりになるみたい。
とにかく、ビジュアルイメージを考えるのが楽しくて仕方ないです。
高校生の頃、まぁそういう女子は多いと思いますが、
私も60’s~70¥’sのファッションとか文化に憧れておりまして。
深夜放送のフランス映画を録画してみたり、
ルージィ・ルゥで変な服や雑貨を買ったりしていたものです。
ああいうフツフツとした感覚を、
久しぶりに思い出しています。
こういうの考えるだけだったら楽しいのになぁ。
楽あれば苦あり。
実現に向けて、諸々頑張りたいです。
あ、日曜日はいよいよ、第七の次回公演『チョーク』キャスト募集WS!
こちらもよろしくお願いします。

ららら

礼儀しらずのネアンデルタール人だと言われたくないな、紫川です。
家に帰ったら、BSで映画「イマジン ジョン・レノン」をやっていました。
ビートルズ来日、ビートルズの「若者への悪影響」を訴えるデモの様子。
PVも少しずつ流れていたりして。
オノ・ヨーコさんとの軌跡とか。
二人で黒いつばの広い帽子を被って、並んで白いベンチにぎゅっと詰まってギターを弾いている姿がかわいらしい。
オノヨーコさんと出会って、からかは分からないが、映像で見る限り二人でいるときのジョンレノンは子どもみたいだ。
PVで、森の中でヨーコ!といいながら探し回っているジョンレノン。
首からパンダのぬいぐるみを下げて。
つらいのは、ビートルズが歌って演奏しているのに観衆たちが絶叫しまくっていること。
以前、雨上がり決死隊の宮迫氏が、天然素材時代のことを語っていた。
舞台で歌ったり踊ったりすれば、キャーキャー言われる。
自分達はお笑いをやりたいのに、面白いって言われたいのに。
どんどんノイローゼ的におかしくなっていったと。
自分達を信じられなくなったら、おしまい。
レノンさんは、夢は終わったって、歌っていました。

集団仕事

昨日大学を卒業しました、シマオです。
熊本に残るので、そしてもう新生活も始まっていたのであまり感慨はありませんでした。
けれど同じ高校の友人が会いにきてくれて。
久しぶりに会って、卒業なのだなぁと実感しました。
別々の道を選ぶということなのですね。
横ではなく縦の世界へ。
そういえば今朝の濃霧はすごかったですね。
熊本市も長洲も。
遠くても繋がっている。
「仕事とは何か」というような講義を聞いていると、「劇団」ということを考えさせられます。
重なる部分も、相容れない部分も。
一番違うのは、「お客様のために」「お金のために」というところでしょうか。
「社会貢献」ではあるのだなぁ。
運営方法とかで、取り入れられる部分とかがないだろうか。
議論の仕方や礼儀作法のおさらいもしているのですが、そういうことは何にも共通していますから。
ね。
どんなに初歩的なことでも素直に取り組もうと思います。
どうせ時間を費やさなければならないなら、少しでも肥やしに。
あと少し。
研修中がハナと思って楽しみます。

演劇大学2007 in 熊本。

アベです。
春の雨でしたね。
この季節はなんとなく落ち着きません。
髪型を変えてみました。
女性にとって、髪型を変える、ということはなんらかの代償行為でもありそうです。
まあそんなことはどうでもいいのですが。
日本演出者協会主催の演劇大学2007in熊本。
演劇大学とは、舞台芸術の世界で第一線で活躍する講師陣による、集中講座です。
これからの演劇界を担う演出家と俳優の育成を目的として、全国各地で開催されています。
これまでの開催地は、札幌、横浜、米子、仙台など。
今年5月は、熊本で開催。
転回社も制作協力していますよ。
まだ調整段階ですが、現時点では↓こんな感じ。
たくさんのご参加をお待ちしています!
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◎熊本リージョナルシアターvol.3 関連事業◎
演劇大学2007 in 熊本
演出家・俳優<養成セミナー>

■日時
2007年5月11日(金)~13日(土)…オープニング講座
2007年5月18日(金)~20日(土)…本講座
■会場
熊本県立劇場
■オープニング特別講座
講師 流山児祥+小林七緒[流山児★事務所]
■本講座
講師 ◎天野天街+夕沈[少年王者舘]
    ◎和田喜夫[楽天団]  ほか
■シンポジウム
講師陣によるシンポジウムを開催します。
■受講料
・講座…5000円
3日間通し講座(シンポジウム入場料含む)
・シンポジューム入場料…1000円
・講座見学料…3000円(シンポジウム入場料は含まれません)

新年度

シマオです。
ようやく朝目覚める生活に慣れてきました。
朝の体操はすごく体にいいみたいです。
さて、桜も開花に向かって蕾を膨らませている今日この頃。
もうすぐ新年度なわけですが。
2007年度計画、出しました。
空いている所があると埋めたくなる性質なので、気がついたらびっしり。
他イベントとの兼ね合いを考えて、減らして、ずらして…。
なんとか、実現可能かなて思われるレベルに落ち着きました。
計画をたてる時は、楽しいんですよね。
土日より金曜の夜が楽しい、と言われていた高校時代とかわりません。
けれど「実行」よりも「考える」ことの方が楽しいのは往々にしてあることじゃないかな。
思考は自由で無責任です。
実行には責任も苦労も伴う。
実行部分ももう少し自由にできる柔軟な頭を育てよう。
「行動しなければ意味がない」。
直接的にでなくとも、なんらかの形で思考は生かされるべきだ、と思います。
2007年度もイベント目白押し。
しっかり予定を現実に落としてきます!
…「落とす」ってことは現実の方が下にあるのかな。
「落ち着く」、「着地」「地に足を着ける」というような意味合いなんでしょうか。
どうでもいいことですね。
とにかく、
来年度も転回社、第七インターチェンジをよろしくお願いします!
あ、年度初め、4月1日のオーディションWSへのご参加お待ちしてます。

あしたは~

ファンの方は怒らないで下さい…紫川です。
ネタに困ったのであしたのジョーを見た、私の感想をこっそり。
とにかく壮絶、凄絶。
当時の少年少女たちはこれを見ていたのかという…
アパッチ野球軍とか巨人の星とか、ああいうアニメが主流だったのでしょうか。
羨ましい。
私あしたのジョーはボクシング漫画だと思っていましたよ。
でもあしたのジョーにおけるボクシングはスポーツじゃないというか、
少なくともジョーや丹下にとっては「拳闘」だなと。
ボクシングは主題ではなく、それを媒介して色々なものを伝える話だったんですねぇ。
あと描かれてる社会背景が気になってしまいます。
鑑別所とか少年院のシーンの、ある意味犯罪抑止力になりそうな壮絶さ。
サチ達が住んでいる境遇と葉子お嬢さんとの差。世間の対応のあからさまな差。
大人と子ども。
葉子さんはきっと悪い人じゃないだろうけど、ジョーの痛いまでの純粋さの前では無力です。
葉子さんの気持ちとか、優しさとか、他の人にとっては大きな力を持つものが、
ジョーの生き様の前では瑣末なことだと思います。
血反吐を吐いても這いつくばっても試合に赴くジョーを、一生引き止められないんだと思います。
でも、それでいいのだし、そういうのがたまらないのかもです。
そういうお嬢さんだからこそ反発するし、惹かれるし、なんでしょうかね。
西や、丹下さん、サチ。
ジョーを本当に動かせるのは憎いあいつとその相手をぶちのめせるボクシングと、なりふり構わず体当たりで自分のことを思ってくれる、泣いてくれる人たちと。
男の世界に女はいらないんだ!と思ってしまうのは女だからでしょうか。
サチはすごくいいポジションで、素直に居てほしいと思う存在ですが。
紀子や葉子さんのように、男をでれっとさせる女性は、いらないっとか思ってしまうのです。
葉子さんにでれでれした力石は見たくない!そんな感じ。
キャプテンハーロックはまた違って、惚れた女のために…とかでもストイックでカッコいいわけです。
どんな女が来ても、でれっとなんてしないから、見ているほうもへっちゃらです。
パタリロのバンコランや、シティーハンターも女(男)にでれでれしてた方が、シリアスになったとき、
かっこよさが増す。良い女(男)しか相手しない辺りもかっこいい要因です。
とにかく、丹下の拳闘への妄執やら周りのこざこざをものともせず、われ孤高の道を行かん、みたいなジョー。
悪いし、ひどいし、卑怯だし。
でも人をひきつけてやまないということです。

桜も石段もきれいでしたよ

先日仕事で、鹿本郡植木町にある瑞泉寺を訪ねました。
放浪の俳人 種田山頭火が、堂守として1年数ヶ月を過ごしたお寺。
(当時は草庵だったそうです)
生前の山頭火と会ったこともあるという
瑞泉寺の80歳近いおばあちゃんに、
色々お話を伺うことが出来て興味深かったです。
幼少の頃母親が自殺、
父親の放蕩と自身の酒癖で家業は倒産、
その後父親と弟も自殺。
自分も何度も命を絶とうとして、
熊本でもバスに飛び込んだりしてたとか。
それも果たされず、妻子も全て捨てて、放浪の旅に出て。
わぁ、壮絶…と思ってしまいますが。
そんな人生とはうらはらに
微笑ましかったり寂しかったり
日常のちょっとしたひとこまを切り取った山頭火の句は、
素直に心に響きます。
瑞泉寺のおばあちゃんが、こんなことを言っていたのが印象的でした。
今は、自由律俳句の代表みたいに言われて有名になってるけど、
無名の頃、早稲田大学時代の友達の●●さんが、
一生懸命、山頭火の宣伝をしてあげていたよ。
●●さんがいなかったら、こんなに有名になってないと思うよ。
うーん。
表現者は往々にして自分を世に知らしめる術など知らないもので…
我々のような山頭火の句を鑑賞する後世のものからすれば
その●●さんの仕事は偉大でしたよ、
と思うとともに。
自分の周りにいる表現者の幾人かを思い、
わたしも●●さんのようにならないとな、と。
原点にかえったような気持ちになったのです。
天われを殺さずして詩を作らしむ
 
われ生きて詩を作らむ
われみづからのまことなる詩を
(『銃後』より)

—-
●日報●
演劇大学の件で調整、調整。
色々たいへん。

後ろに向かって

人生ならretrogressよりprogress、紫川です。
以前、中野刑務所が廃庁になり壊される映像を見ました。
大杉栄、小林多喜二などが収容されていたそう。
刑務所なのにといったら変だけど、美しいです。
私は洋館が好きで、まぁ大体懐古趣味傾向にあるのですが。
例えば旧華族、皇族、財閥の、「お屋敷」には文化的素養、教養の高さが、そしてそういうことにお金を注ぐことができていたことが建物という形として残っていて。
それが今日「歴史的建造物」と呼ばれ。
その歴史的建造物にも実際人が住んで生活していた、誰かの「生活の場」だった。すごいです。
建物自体にオーラがあってそれぞれ違う個性があって。
中野刑務所の壁が崩されていく様なんて見ると残念な気持ちがします。
今の高層ビル、コンクリートビル立ち並ぶ町並みは美しいと思えなくて、今の日本に暮らせていることは恵まれていることだと思うけど。
モナコやフランスが観光地足りえているのは文化があるからだと思います。
文化の証、名残を大切にとっておいてる。
文化芸術には人を集める力があることを感じます。
TOKYOSCAPEを見に行った時、京都という場所でやることの意味がはっきりと提示されていて面白く思った覚えがある。
作品を上演する場所、空間というのも作品の一部で、作品の見え方とか違うんだなと。
町家とかART COMPLEX 1928(昭和初期に建てられたレトロなビルにあるフリースペース)のようなその土地ならではの場所でやっていて、それだけですごく楽しかった。
熊本にもトリオリーディングのときの阿蘇フォークスクールなど色々あると知ったし、もっと色々な空間でやれるといいですね。

若葉、終了

『若葉の輝き』終了しました。
ご来場くださった皆様、
お手を貸してくださった皆様、
暖かく応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
“人”の力をすごく感じたイベントでした。
今回は若手イベントということで、
運営も学生の方々にお任せ。
“任せる”ということもそう簡単なことではないのだなと感じました。
あ、出来上がりが悪いなどということではなく、
ただあれこれ口出ししそうになったりという。
信頼するということ。
大切なことほど難しいものですね。
さて、昨日。
一日通して観て、胸をうたれるものがありました。
これから、という人たちの新鮮で前向きなパワー。
限られた予算で難航することもあったのだろうな。
それでもやりたいことを形にする。
形にするべきやりたいことがある。
それがイベントを作り上げるのだと感じさせてくれました。
運営にも、予想をこえる多くの人が参加してくれました。
演劇分野に限られないから面白い。
これからの若手ネットワークに期待です。
またやりたいな。
若い方々、いかがでしょうか?

月の道で

昨日。
アートパンチKUMAMOTOのお手伝いに行きました。
会場となるびぷれす広場前を通るひとたちに、
ちらしを渡して声をかける、というお仕事。
おもしろかったなー。
普段、街中を歩くときってうつむいてセカセカ歩いているので、
人に声をかけるっていうのが楽しかった。
いろんな人がいるんですね。
アートパンチ自体も。
こんな人たちがいるんだなぁと、とても新鮮でした。
***
ラストのシガキマサキさんのライブ。
『月の道で会いましょう』という曲
別れと、いつかの再会を思う唄で、
つぎ会うときはもっと大人のきみで
今はさよなら
というくだりに
センチな気持ちになりましたよ。
春のはじめのざわざわした感じ
嫌いじゃないです。