ワンテンポ遅れて

テーハミング、紫川です。
今頃「韓流」にはまっています。
韓国の女優さんがすごく可愛い人ばかりですごいです。
ナイスバディだし。
今はユン・ウネさんに夢中です。
可愛くて色気があるのに上品で、女性からみても嫌でない。
韓国ドラマを見ても女優さんに釘付けです。
自分の女の好みで言えば断然韓国が合うみたいです。
ちゃんと韓国語もマスターしたいものです。
ドラマに出てくる、家や食事、習慣にやはり韓国が出てます。
表情の演技がすごく求められていることとか、日本よりシビアな部分も。
いくらグローバル化といっても、作品作りにはその国民性とか常識とかは反映されるわけで。
面白いです。
時代やそのひとの価値観思考とかももちろんそうですが。
時代考証は難しい。
それを実現させる、例えば衣装とかに反映させることは。
鈴木忠志さんの「オイディプス王」など見ても、やはり日本人ならではの演出とか作品だなと思います。
イワーノフでも、演歌が流れたりして。
野村万斎さんの舞台とかでもそうですが、その国ならでは、その人ならでは、な色がはっきりしていて。
それも面白さを構成している感じです。
カルロス・ゴーン氏が「我々がインドで商品を作るのは、コストが安いからではない。インド人特有の頭脳、発想が必要だからだ」
みたいな事を話されていたのを思い出す。

若葉の輝き、いよいよ来週。

若葉の輝き
wakaba
いよいよ来週ですね。
あぁ、とてもどきどきします。
場所だけ提供させて頂きますから、あとは好きにしちゃってくださいね。
というスタンスで関わってきました。
ほんとうにどんなことになるのか、当日までわからないのです。
わくわくします。
先日、蟹工船とクマエンについてちょこっと書いたので
今日は、知的自転車についてすこし。
***
第七インターチェンジのリーディング部門(?)、ユニット名が『知的自転車』。
上演するのは、別役実さんの『AとBと一人の女』。
演出は亀井純太郎。
出演は伊澤 睦・嶋生薫理。
亀井さんは学生時代、別役さんの作品ばかり演出していたので、本領発揮、といったところでしょうか。
お楽しみに!
若葉の輝きブログ

ある日テレビをつけると

マーティンスコセッシ監督が、今村昌平監督について熱く語っていましたよ、紫川です。
今村監督については楢山節考くらいしか知らなかったのですが。
豚と軍艦という映画の一部が流れていました。
最後の方で、銃声に驚いてトラックの荷台から、逃げ出すんです。
大量の豚が。
なんで豚なんだろうと、思っていたら、スコセッシ監督が
「他国(アメリカ)に侵略されて、というような暴力性が…」
うろ覚えですがそんな風に解説されていて。
あと赤い殺意も一部見れました。
妻が一人のときに強盗に強姦されるのです。
そのあと「死ななければ…」とぶつぶついいながら台所に立つ。
でもいつのまにかがつがつ飯を食っているのです。
まさに人間、という感じです。
白黒映像で、暗いところで無表情なのに目だけがぎょろぎょろとぎらぎらと光っている、というのは怖いです。
頭でどんなに何を考えようと、体は生への執着を見せる。
そういうのは閉鎖空間とか戦争状態とか、緊迫した、特別な状況で現れると思いがちでしたが。
それがお台所で、というのはすごい感じがします。
松竹にいた時に、小津安二郎監督の助監督をされていたそうです。
脚本を書いていたら、小津監督に
「汝らはなぜうじ虫ばかり画くのか」
とかそういうことを言われたと。
そのとき今村さんは、一生うじ虫を撮り続けると決めたという。
うじ虫…。

→ AとBと一人の女

リーディング。
『昏睡』が終わり『AとBと一人の女』へ。
『昏睡』リーディングはやはり実りの多いイベントになりました。
とにかくやってみる。
21日の「若葉の輝き」でも、またリーディングを行います。
今年は「知的自転車」と銘打って、リーディングイベントを多数開催していく予定です。
場所。時間。人。
全体で一つの作品。
戯曲によって、演出によって、取捨選択されるものが違う。
ので、やっぱりちょっとしたイベントにもきちんと制作は必要なのかなという気がしました。
全体を把握できる器を自分の中に養いたい。
器になる、というよりも。
まず謙虚に勉強できなくては。
さて、次回の知的自転車。
面白い戯曲は一筋縄ではいかない。
ということで今回もなかなか容易い走行ではありませんが、
その分楽しめるものが出来上がっています。
21日をお楽しみに。

青年団プロジェクト公演『隣にいても一人』―熊本編―

青年団プロジェクト公演『隣にいても一人』

というわけで、全国4ヵ所(青森・三重・広島・熊本)で、
その地域の役者さんが平田オリザさんの演出で創り上げる、
それぞれの『隣にいても一人』。
最終的には、すべてのバージョンが東京・こまばアゴラ劇場で競演!
という、すごい企画です。
九州からは、熊本編。
12月に熊本県立劇場にて上演予定です。
転回社も、微力ながら地元側で制作を協力させて頂いてます。
そこで、
『隣』熊本編に出演して頂くキャストを、オーディションにて募集いたします。
オーディションの概要は以下の通りです。
—-
■日時
6月15日(金)~6月17日(日)
■場所
熊本県立劇場第二練習室
(熊本市大江2丁目7-1)
■内容
一次:書類選考…2007年6月8日(金)必着
二次:実技審査(簡単な本読みと面接)…2007年6月15日(金)、16日(土)
三次:ワークショップ…2007年6月17日(日)全日
四次:最終面接…三次審査終了後、引き続き最終面接を行います。
■お問い合わせ
青年団 03-3469-9107
—-
オーディションの申込み用紙は、青年団のサイトからダウンロードできます。
(熊本編は近日中にアップ予定)
都合で本番に出演できないという方は、ワークショップとしての三次審査参加もOKです。
(二次審査に合格された場合のみですが)
平田オリザさんに、演技をみて頂けるチャンス。
是非この機会に、たくさんの方に応募して頂きたいです。
***
この企画、個人的に良いなぁと思うのは、
ほんとうに地域と東京が協働で作品を創り上げることができる、ということ。
地元に財産として残るような作品に、したいです。
※あ。
実は『隣』のオーディション、日程が
第七インターチェンジの次回公演とまるかぶりです。
第七側、どうしても日程の都合がつかず。
えーと、二次審査は15日(金)・16日(土)のどちらか
ということなので、
金曜に受けられる方は、よかったら土曜に観にきてください><
私はずっとオーディション会場にいる予定です。
おぉぉ…。
がんばります。

風のまにまに。

日曜日、『昏睡』公開リーディングを行いました。

konsui

『昏睡』
作:永山智行
演出:嶋生薫理
出演:亀井純太郎・伊澤 睦・嶋生薫理
場所は県立劇場1Fの光庭。
この日は月に一度のDrinKリーディングWSの日。
最後の発表を終えてから、そのまま『昏睡』に流れ込み、
WS参加者の方も何人か聴いてくださいました。
『昏睡』はとても詩的な戯曲でした。
男と女、生と死、肉体と魂。
それから愛と性。
そんなことを意識させられました。
***
劇団の稽古では、よくリーディングをしているのですが。
せっかくだし、こういうかたちで一般の方に観てもらう機会を、もっと作っていきたいです。
気軽に戯曲に触れられる、って素晴らしいことだと思います。
黙読するのって、割と辛いんですよね。
戯曲を文学として読めるようになるまでは、ある程度慣れも必要なので。
わたしもまだまだです。
場所とか戯曲の使用とか、課題もたくさんありますけど。
今回、快く戯曲の使用を許可してくださった永山さん、
場所を提供してくださった県立劇場さん、
ほんとうにありがとうございました。

ため息

最近脳の劣化が著しい、紫川です。
池田秀一さんの著作「シャアへの鎮魂歌 ~わが青春の赤い彗星」を読みました。
機動戦士ガンダムでシャア役をされている池田さんが、自身の俳優人生と共に、シャアについてガンダムについて書かれているのです。
池田さんがシャアについてもご自身についてもこんなに語っていらっしゃるのは初めてではないかと。
ガンダムとかシャアとかについては長くなってしまうので、他で語るとして。
本当に文章には人柄が表れてしまうものです。
池田さんの文章は優しくて素直で、もらい泣きをしてしまうような、池田さんのリズムが感じられて。
俳優としてのストイックさになるほど!と思わされ、反省させられたり…。
声のお仕事をされる以前の話もすごいのですが、声優仲間や仕事に関するエピソードなんかは、ぐっと、ぐぐっときますし。
役者が何か役を、どんな役を演じていたとしてもそれは自分なんだという。
引き出しを増やすことが目的なのではなくって、パターンにはめ込まないで、自分自身の芝居をもつことが大切だということを話されていて。
わかばでもそうですが、いろんなひとがそれぞれの考え、演劇観?をもって違う方向を見てやっているわけですけど。
確かな経験に裏打ちされた言葉は、やはりずっしり重いですね。
そういう重みは、真摯な姿勢で取り組まれてきたからこそと。
役者修業は人間修行というけど、最後は人格、人柄、人とのつながりに集約されるというのはなるほど真理です…

「昏睡」

急ですが、公開リーディングやります!
「トリオ」でおなじみの、宮崎こふく劇場・永山智行氏の戯曲です。
7つの短編を、第七インターチェンジの亀井・伊澤二人で演じます。
■■■■■
第七インターチェンジ 公開リーディング
「昏睡」
作:永山智行
演出:嶋生薫理
出演:亀井純太郎
   伊澤睦
日時:3月11日(日) 17時頃縲鰀
場所:熊本県立劇場 1階ロビー
■■■■■
無料ですので、みなさんお気軽にお立ち寄りください!
演出、というものを初経験中。
これからもどんどんリーディング等のイベントを開いていきますので、
よろしくお願いします。

クマエン、見学。

さて、今月21日に迫っております若葉の輝き。
先日に引きつづき、今日は参加団体のひとつ、
熊大演劇部の稽古を見学に行きました。
私も熊大演劇部出身。
稽古場に行くと、なんとなく懐かしい気分になります。
今回クマエンが上演するのは、
第七インターチェンジの亀井さんの戯曲『線路』。
初演は2005年、東京のこまばアゴラ劇場主催『冬のサミット』に参加した作品でもあります。
私は制作を担当したこともあり、いろいろと思い入れのある戯曲です。
演出は、村上精一くん。
クマエンと夢桟敷に所属、活発に活動している若手のひとりです。
***
稽古を見て。
テキストに誠実に、でも必要以上に束縛されずに演出されているように思いました。
あぁ、そうくるのね、っていうところもあって。
おもしろくなりそうです。
若葉の輝きブログ
senro
写真:キャストのクマエン吉岡ちゃん、きららの瞳ちゃん。