疫病の神に祈る―ぜいごライブ

アベです。
土曜日、鈴木常吉さんのライブに行きました。
ぜいごライブin福岡
福岡では3ヶ所のツアーの中、日程の都合で北九州市若松区へ。
会場は旧古河鉱業若松ビルという、
大正8年に建てられたらしいれんが造りの建物。
海岸通り沿いにあるのですが、若松が鉄鉱で景気が良かった頃の、業者さんのオフィスだったみたいです。
wakamatu
ライブは二部構成で、一部は関島岳郎さんのチューバと中尾勘二さんのクラリネット・サックスのデュオ。
で、二部はそこに鈴木さんが加わって、アルバム『ぜいご』の曲を中心に演奏されました。
鈴木さんの唄。
例えば隣に居る人とも、決してわかちあえることは無い
根源的な寂しさというのがあって、でも
こうして音楽を聴くというかたちで、いっしょに涙を流すことは出来るんだな、と思いました。
あなたの寂しさと私の寂しさは違うものだけれども。
当たり前のようなこと、なのですが。
確認できて良かった。
**
余談ですが
一部と二部の休憩のあいだにお手洗いに行って、
戻ってきて部屋のガラス扉を開けたとき、
目の前の光景になんだか、くらっとしました。
こじんまりとした部屋、シャンデリア、すこし暗くてやわらかい照明、
そして人々のシルエット。
タイムスリップしたみたいでしたよ。
うーん、人がいるだけで絵になる空間ってのもあるんですね。

むすんでひらいて

この季節飛来するやつらのせいでくしゃみが止まらない、紫川です。
高齢者への学習療法のレポート番組がありました。
学習を続けることで、脳が活性化され症状が改善するだけでなく、生きる意欲が涌くという。
99歳から英語を学び始め、103歳になる今でも単語を覚え続けている人もいて。
適切な場面で適切な感情表現ができるように、感情をコントロールできるようになったり。
人間と動物が違うところは、他人を思いやることができる所だと。
意欲は持続させることがとても難しいです。
4月30日からBS2で「怪奇大作戦」が放送されるそうで!!
受信料払ってる甲斐があるってもんです。
意欲って本当に些細なことで涌いたりします。
意欲たっぷりな↓をよろしく。
若葉の輝き

始動

シマオです。
京都、神戸を経て熊本に帰り早2日。
演劇と少し離れた生活をしていたけれど、
不思議と物を見る目が「こちら側」だったり。
視点を幾通りにも切り換えられるようになりたいものです。
現在は新生活に向けて整理期です。
「トリオ」も終え、大学も終え、もうそろそろはっきりとした新しいスタート。
精算しながら助走している感じ。
でも「若葉の輝き」はすぐそこ。
初の若手中心イベント「若葉の輝き」。
たくさんの自由で瑞々しい発想が飛び交って形ができていく。
私自身、わくわくしています。
そこから始まる何かがきっとある、そういうイベントになるはず。
乞うご期待。

どきどき

きららさんの稽古場に行きました。
次回公演『OTO』の再演、の稽古真っ最中で。
いやー本当におもしろそうでした。
本番が楽しみ。
大学で演劇部に入ったのですが、別にすごく芝居がしたい!というわけでもなく、
なんとなく部活をこなしていて、そんな自分をもてあましていたときに
きららさんの『野生の沸点』を観ました。
あ、初演です。
色々衝撃的でした。
もともと観劇経験がほとんどなかったので、お芝居を観て笑ったり、苦しくなったり、ということ自体が初体験で。
すごく戸惑ったのも覚えてます。
今思うと、本当に原点な感じ。
だから、いまだに池田さんやきららのみなさんと話をしているのが
信じられない気分になったりします。
そうして、こうやって一緒に何かを作る、ということがあるなんて。
**
きちんと人と関わろう、と最近思います。
というか、思えるようになってきたというか。
努力しないと離れていく・薄れていくものなら、そこはきちんと努力しよう。
面倒だったり怖かったりするけれど。
それでも関係性の中で生きて行く、人間。
関係性の中で生まれて行く、作品。
新しいものが、もうすぐ生まれそうな現場で、高揚を感じた日でした。

鳴り響く

最近よく読む本は「サラリーマン金太郎」、紫川です。
某番組で、志茂田景樹氏が小学生相手に授業していました。
喜怒哀楽について。
最近の子どもは感情を素直に出すのが苦手だとのこと。
子どもに限らずでしょうけど。
喜怒哀楽のうち、怒と哀は素直に出しにくい。
怒は言葉にしやすいみたいで、導いて言いやすくしてあげると、大体の子は発散できる。
でも哀は。
悲しいこと、になると皆黙る。
うつむいたり、泣きそうになったり、言葉にすることは難しい。
一人が、静かに涙を拭いながらぽつりぽつり、やっと言葉にできた。
翌日は、自分ではなくて家族の、悲しかったことを調べて発表するという授業。
ある生徒は、父親が子ども時代飼っていた犬が死んでしまったことについて発表した。
別にその子が体験したわけではないのに、自然と涙を流していた。
こういうプロセスを踏んで初めて、「泣くのは悪いことじゃない」とか、素直に気持ちを伝えることは悪くないという
ことがわかったみたいだった。
感情とか気持ちを表現する、伝えるって何でしょうね。
素直な作品づくりを目指す、若葉の輝きをよろしく。
若葉の輝きブログ

これから。

今日は、のんちゃんと打ち合わせでした。
のんちゃんはフリーの役者さんで、制作さん。
いろいろ、一緒にやってきました。
劇作家大会以来かな。
第七の公演にも何度か出てもらったり。
DrinKのアドバイザーとしてお世話になったり。
今は目下、若葉の制作さんとしても奮闘中。
来年度は東京に行ってしまうので、今後のことを考えて、
彼女がこれまで中心になって進めてくれていた新しい企画の説明を受けたり、
今まで一緒にやってきたことの確認をしたり。
…しているうちに、あぁ本当に行ってしまうのだなぁ、と、ちょっとしんみりしてしまいました。
来年度は、熊本で大きな、そしてとても画期的な、公演が企画されています。
演劇人協議会を中心に、盛り上げて行きたいです。
きっと良いものになると思います。
関わった皆さん全員が、誇りに思えるようなものに、したいです。

京都

2007022100263200-銀閣寺-small.jpg

シマオです。
実は昨日から京都にきています。
以前観劇のために訪れたことはあるのですが、観光は今回が初めて。
建物や景色に圧倒されました。
冬じゃなかったらもっとすごかったかも。
でも京都は観光スポットの建物だけではなく、町全体がアートな感じがします。
土地柄、というものかな。
拠点熊本をもっと盛り上げて行きたいな、と思いました。
そのためにも色んな所に足を運んで色んなものを見たいですね。
写真は銀閣寺です。

初日記。

とりあえず初日記。
はじめまして、転回社のアベです。
2001年より、熊本市の劇団 第七インターチェンジの制作として活動してきました。
えーと、転回社は、06年に第七インターチェンジ制作局から発展的に結成ということで。
今後は、第七インターチェンジの運営・制作業務を中心として、もうちょっと色々、熊本でアーティスティックな活動をしている方たちのお手伝いをしていけたら良いなと思っています。
まだまだヒヨッコですが、よろしくお願いします。
**
さて、来月はプロデュース企画『若葉の輝き』。
熊本の若手演劇人さんが大集合するイベントです。
きっと、若いエネルギーに満ち溢れた一日になるはず。
新たな才能に、ぜひ出会ってください。
ご来場お待ちしています。
追記:メンバーによるブログ開設したようです!

転回社プロデュースvol.2『若葉の輝き』のお知らせ

熊本の若手演劇人によるイベント『若葉の輝き』を開催します。

転回社プロデュースvol.2
wakaba

若手演劇人が、熊本のホールに集まった!
若手ならではのパワーとアイディアに溢れたステージが次々に展開される数時間にどうぞご期待ください。
■日時
07年3月21日(水・祝)
14:00~20:00まで随時開催中
※各公演、開場は開演の30分前
■会場
熊本市総合女性センター 多目的ホール
■料金
前売1000円 当日1500円
※チケットは一日通し券となっておりますので、全ての公演をご覧いただけます。
■お問い合わせ
若葉の輝き制作部
mail wakaba@tenkai.org
tel 090-7985-5474(田中)
<スケジュール>
14:00
知的自転車リーディング公演
(演出:亀井純太郎)
第七インターチェンジの劇作家・演出家でもある亀井純太郎の演出によるリーディング公演。
椅子に座って戯曲を読むリーディング。
その一見静かな空間から、どんなドラマが展開するのか。
—-
16:00-
劇団蟹工船公演
「誰が何処で間違ったのか。」
(作:田中瞳 演出:工藤ケンジ)
劇作家としても期待の若手 田中瞳(劇団きらら)が書き下ろすオリジナル作品。
戦前の日本。
国家のたどる道に不安を抱き、「このまま生きていたくもないが死ぬ勇気もない」と吐き捨てる青年が2人の女性と出会い、やがて・・・
-選んだ道は間違っているのだろうか。-
10代の劇作家が描く、人間臭くセンチメンタルな世界。
—-
18:00-
熊本大学演劇部公演
「線路」
(作:亀井純太郎 演出:村上精一)
前回公演「ビューティフルサンデー」での丁寧な作品作りが評価された熊大演劇部による約90分の舞台。
とある目的のために集まった3人の女。
孤立した彼女たちは、何を求めて道を進むのだろう。絡み合いながら進む先にあるものは…
—-
●各公演の合間
TFM(タケシタエフエム)
ディスクジョッキーHallのおしゃべりタイム。
何が飛び出すかわからない!

開設

転回社通信、開設しました。
転回社スタッフのシマオ・ムラサキガワ・アベが、
日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつけていきたいと思います!
どうぞよろしくお願いいたします。
—-
転回社
熊本市を拠点に活動する、芸術活動支援団体です。
2001年10月、劇団第七インターチェンジ制作局として設立。
2006年6月、より広いかたちでの芸術支援活動を目的とし、第七インターチェンジ制作局から発展的に結成しました。
まだまだ駆け出しですが、よろしくお願いいたします。
最近の活動
○2007年1月
転回社プロデュースvol.1『トリオ』(作・永山智行 演出・亀井純太郎)
○2007年1月
こふく劇場・永山智行戯曲講座『せりふ書いてみる?in熊本』
○2007年3月予定
転回社プロデュースvol.2『若葉の輝き』(熊本の若手演劇人によるイベント)