疫病の神に祈る―ぜいごライブ

アベです。
土曜日、鈴木常吉さんのライブに行きました。
ぜいごライブin福岡
福岡では3ヶ所のツアーの中、日程の都合で北九州市若松区へ。
会場は旧古河鉱業若松ビルという、
大正8年に建てられたらしいれんが造りの建物。
海岸通り沿いにあるのですが、若松が鉄鉱で景気が良かった頃の、業者さんのオフィスだったみたいです。
wakamatu
ライブは二部構成で、一部は関島岳郎さんのチューバと中尾勘二さんのクラリネット・サックスのデュオ。
で、二部はそこに鈴木さんが加わって、アルバム『ぜいご』の曲を中心に演奏されました。
鈴木さんの唄。
例えば隣に居る人とも、決してわかちあえることは無い
根源的な寂しさというのがあって、でも
こうして音楽を聴くというかたちで、いっしょに涙を流すことは出来るんだな、と思いました。
あなたの寂しさと私の寂しさは違うものだけれども。
当たり前のようなこと、なのですが。
確認できて良かった。
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余談ですが
一部と二部の休憩のあいだにお手洗いに行って、
戻ってきて部屋のガラス扉を開けたとき、
目の前の光景になんだか、くらっとしました。
こじんまりとした部屋、シャンデリア、すこし暗くてやわらかい照明、
そして人々のシルエット。
タイムスリップしたみたいでしたよ。
うーん、人がいるだけで絵になる空間ってのもあるんですね。

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