石田レポート #3

石田レポートも三回目である。
読者はみんな「石田め、この三日坊主め」と思っていただろう。
違う、断じてそれは違う。
「兄、部屋にて爆死」はなんだかんだいって本番まで十日ほどある。
その配分を考えると、
なるほどこのタイミングなのである。
そんなくだらないことは置いておいて、
早速レポートをやろう。
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「兄、部屋にて爆死」は兄妹の話だ。
しかし、兄と妹の下には弟がいて実は三人きょうだいなのである。
まるでチェーホフの「三人姉妹」のような話だ……違うか?
その弟を演じるのが宇田さんである。
宇田晶さん。
そう、宇田さんは女性だ。
ところで話の腰を折るが、
そもそも、私は女性が男を演じることは困難であると思っている。
それは男性が女を演じることに比べてなのだが、
女優が男を演じると白けてしまう。
でも、宇田さんの弟は何故か白けない。
どうしてだろう?
宇田さんは真面目である。
稽古の時など黙々と台詞を口にする。
その集中力は抜群だ。
とにかく真面目である。
いわゆる「面白い台詞」に対してもブレることない。
私などは「面白い台詞」を前にするとつい自分が面白がってしまうが。
それが面白い。
宇田さんが真面目であることが面白い。
どんなに「面白い台詞」を口にするとしても、面白いことを無視出来ることがすごい。
んー、憶測であるが
面白くないってのは白けることでないだろうか。
女が男を演じてて、「女」が見えると白ける。
面白い台詞が「面白い」とバレたら白ける。
宇田さんはとても集中して台詞を発するので、
それで私は白けることがない。
個人的な話であるがその様子は、私が所属する「馬車馬の会」の俳優・田代愛子に似ている。
田代さんはおかしい。
一番のおかしさは自分がとても面白いということを絶対に信じないことである。
田代さんは自分を絶対面白くないと思っている。
頑固だ。すごい頑固だ。
それでもすごいのは、面白いことをやってくれることだ。
愛子さんが頑なに自分を面白くないと思っていることを私は少し尊敬している。
そんな様子が宇田さんと似ている。
宇田さんも多分自分は面白くないと思っているんだろう。
うーん。
私はどう言ったらいいかな。
どこかずーっと自分は面白くないと思っていて欲しい。
と、願っている。
大体、自分が面白いと思い始めた瞬間に面白くなくなる。
(自分が先に笑って笑い話が台無しになるように)
だから宇田さんの可笑しさを宇田さんは気付いてはいけない。
ただ、面白いとか忘れて真面目にしていたらおかしいのだろう。
それができる宇田さんは石田は少し尊敬しています。
初演。
終演後、宇田さんは礼儀正しく観客に挨拶していた。
立派に弟役を演じ切ったというのに、そのことに気付くこともなく。
階段の端でひっそり挨拶をしていた。
どこまでも、宇田さんは真面目な方だ。
宇田さん、これからもそのままでいて下さい。
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いかがでしたか?
今回は弟役・宇田晶さんのご紹介でした。
そして、石田の主観健在!
そして、毎回お楽しみの写真ですが
おや? 宇田さんそれは?
20120314-uda.jpg
『「石」の字埋める?』
一体どういうこと?
それは、みなさんがご予約されると分かります!
全貌はまた次回。
その為にみなさま、ご予約お願いいたします。
3/23(金)19:30-
3/24(土)13:00-/18:00- @早川倉庫
メールでも承っておりますので是非ともご利用ください。
Mail:office@tenkai.org
【次回予告】
ついに石田の前に現れた二人の社会人
石田興奮の中、役者たちも台本を手放す!
台本から解き放たれた台詞が石田を!
そして、石田の情宣活動にも進展が!?
さあてこの次も、
私、石田がお送りするよ!
ツイッターもよろしく!
https://twitter.com/tenkaisha

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