あくびをしたら

アゴが外れそうになりました、紫川です。
現代演劇のフィールドワークという本を読んでいるのですが。
そのなかで、劇団員は身銭を切って活動せざるを得ない状況云々、というくだりがあって。
つまり芝居で「食べれる」ようになることの難しさと、続けることの大変さみたいなことを思いました。
あと劇作家について、寡作・多作問わず公演スケジュールにあわせて作っていくことを要求され・・・とか。
改めてすごく危うい均衡の上に成り立っているなぁと思ったりしました。
知らないうちに、つらくてきついことを負ったり負わせたりすることはあるんだろうし、ただでさえ二重生活というか、
色々2倍であることだし。
もちろん大変ばかりじゃないから続いていくのでしょうけど。
つまり業界全体的にほとんどの劇団員が働きながら活動しているわけで、それは生半可なものじゃないな、すごいなと思う次第です。
同時に厳しい世界だな、と。
文章や数字で具体的に現状を示されると、そういうことを認識できますね。
私の母は「ちゃんと働いた方がいいよ」「ちゃんとしないとね」とよく言います。
父は「休んだら、ゆっくりしたら」とよく言います。
昔は分からなかったことが、少し分かってきて、昔は(若干)馬鹿にしていた二人を素直に尊敬できるようになったり。
地に足をつけて生きている「普通」の人になりたいです。

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