抜粋リーディング

ふとリーディングについて考えたので。
戯曲まるまる1本、だと、役の制約があると思う。
それが自分に合わずとも、その役が決定する人物像がある。
だから、その中でどうするか、ということになる。
でも抜粋だと、その役の求めるものが
果たしてどんなものなのかがわからないことが多い。
それはそういうもの。
その区切られたテクスト内でどれだけ面白くできるか。
戯曲全体を通したらまるで違う、という風になるかもしれない。
でもそれはそれで、そのシーンが面白ければいいんじゃないか。
そのシーンの中でそのキャラクターが生きれば。
大切なのはメンバーとの意識共有かな。
誰、が読むのかということが、
抜粋リーディングでは大きな意味を持つ。
男か、女か、いくつくらいか、優しそうか、落ち着いているか、などなど。
演技力とかそういうの抜きに、「自分」を試されている気がする。
抜粋は単純に縮小版じゃないので、やっていてとても勉強になります。

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