後ろに向かって

人生ならretrogressよりprogress、紫川です。
以前、中野刑務所が廃庁になり壊される映像を見ました。
大杉栄、小林多喜二などが収容されていたそう。
刑務所なのにといったら変だけど、美しいです。
私は洋館が好きで、まぁ大体懐古趣味傾向にあるのですが。
例えば旧華族、皇族、財閥の、「お屋敷」には文化的素養、教養の高さが、そしてそういうことにお金を注ぐことができていたことが建物という形として残っていて。
それが今日「歴史的建造物」と呼ばれ。
その歴史的建造物にも実際人が住んで生活していた、誰かの「生活の場」だった。すごいです。
建物自体にオーラがあってそれぞれ違う個性があって。
中野刑務所の壁が崩されていく様なんて見ると残念な気持ちがします。
今の高層ビル、コンクリートビル立ち並ぶ町並みは美しいと思えなくて、今の日本に暮らせていることは恵まれていることだと思うけど。
モナコやフランスが観光地足りえているのは文化があるからだと思います。
文化の証、名残を大切にとっておいてる。
文化芸術には人を集める力があることを感じます。
TOKYOSCAPEを見に行った時、京都という場所でやることの意味がはっきりと提示されていて面白く思った覚えがある。
作品を上演する場所、空間というのも作品の一部で、作品の見え方とか違うんだなと。
町家とかART COMPLEX 1928(昭和初期に建てられたレトロなビルにあるフリースペース)のようなその土地ならではの場所でやっていて、それだけですごく楽しかった。
熊本にもトリオリーディングのときの阿蘇フォークスクールなど色々あると知ったし、もっと色々な空間でやれるといいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください