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転回社通信

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桜も石段もきれいでしたよ

先日仕事で、鹿本郡植木町にある瑞泉寺を訪ねました。
放浪の俳人 種田山頭火が、堂守として1年数ヶ月を過ごしたお寺。
(当時は草庵だったそうです)

生前の山頭火と会ったこともあるという
瑞泉寺の80歳近いおばあちゃんに、
色々お話を伺うことが出来て興味深かったです。

幼少の頃母親が自殺、
父親の放蕩と自身の酒癖で家業は倒産、
その後父親と弟も自殺。
自分も何度も命を絶とうとして、
熊本でもバスに飛び込んだりしてたとか。
それも果たされず、妻子も全て捨てて、放浪の旅に出て。

わぁ、壮絶…と思ってしまいますが。

そんな人生とはうらはらに
微笑ましかったり寂しかったり
日常のちょっとしたひとこまを切り取った山頭火の句は、
素直に心に響きます。

瑞泉寺のおばあちゃんが、こんなことを言っていたのが印象的でした。

今は、自由律俳句の代表みたいに言われて有名になってるけど、
無名の頃、早稲田大学時代の友達の●●さんが、
一生懸命、山頭火の宣伝をしてあげていたよ。
●●さんがいなかったら、こんなに有名になってないと思うよ。

うーん。
表現者は往々にして自分を世に知らしめる術など知らないもので…
我々のような山頭火の句を鑑賞する後世のものからすれば
その●●さんの仕事は偉大でしたよ、
と思うとともに。
自分の周りにいる表現者の幾人かを思い、
わたしも●●さんのようにならないとな、と。
原点にかえったような気持ちになったのです。

天われを殺さずして詩を作らしむ
 
われ生きて詩を作らむ

われみづからのまことなる詩を

(『銃後』より)


●日報●

演劇大学の件で調整、調整。
色々たいへん。

後ろに向かって

人生ならretrogressよりprogress、紫川です。

以前、中野刑務所が廃庁になり壊される映像を見ました。
大杉栄、小林多喜二などが収容されていたそう。
刑務所なのにといったら変だけど、美しいです。

私は洋館が好きで、まぁ大体懐古趣味傾向にあるのですが。
例えば旧華族、皇族、財閥の、「お屋敷」には文化的素養、教養の高さが、そしてそういうことにお金を注ぐことができていたことが建物という形として残っていて。
それが今日「歴史的建造物」と呼ばれ。
その歴史的建造物にも実際人が住んで生活していた、誰かの「生活の場」だった。すごいです。
建物自体にオーラがあってそれぞれ違う個性があって。
中野刑務所の壁が崩されていく様なんて見ると残念な気持ちがします。

今の高層ビル、コンクリートビル立ち並ぶ町並みは美しいと思えなくて、今の日本に暮らせていることは恵まれていることだと思うけど。
モナコやフランスが観光地足りえているのは文化があるからだと思います。
文化の証、名残を大切にとっておいてる。
文化芸術には人を集める力があることを感じます。

TOKYOSCAPEを見に行った時、京都という場所でやることの意味がはっきりと提示されていて面白く思った覚えがある。
作品を上演する場所、空間というのも作品の一部で、作品の見え方とか違うんだなと。
町家とかART COMPLEX 1928(昭和初期に建てられたレトロなビルにあるフリースペース)のようなその土地ならではの場所でやっていて、それだけですごく楽しかった。
熊本にもトリオリーディングのときの阿蘇フォークスクールなど色々あると知ったし、もっと色々な空間でやれるといいですね。

若葉、終了

『若葉の輝き』終了しました。
ご来場くださった皆様、
お手を貸してくださった皆様、
暖かく応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
"人"の力をすごく感じたイベントでした。

今回は若手イベントということで、
運営も学生の方々にお任せ。
"任せる"ということもそう簡単なことではないのだなと感じました。
あ、出来上がりが悪いなどということではなく、
ただあれこれ口出ししそうになったりという。
信頼するということ。
大切なことほど難しいものですね。

さて、昨日。
一日通して観て、胸をうたれるものがありました。
これから、という人たちの新鮮で前向きなパワー。
限られた予算で難航することもあったのだろうな。
それでもやりたいことを形にする。
形にするべきやりたいことがある。
それがイベントを作り上げるのだと感じさせてくれました。

運営にも、予想をこえる多くの人が参加してくれました。
演劇分野に限られないから面白い。
これからの若手ネットワークに期待です。

またやりたいな。
若い方々、いかがでしょうか?

月の道で

昨日。
アートパンチKUMAMOTOのお手伝いに行きました。

会場となるびぷれす広場前を通るひとたちに、
ちらしを渡して声をかける、というお仕事。

おもしろかったなー。
普段、街中を歩くときってうつむいてセカセカ歩いているので、
人に声をかけるっていうのが楽しかった。
いろんな人がいるんですね。

アートパンチ自体も。
こんな人たちがいるんだなぁと、とても新鮮でした。

***

ラストのシガキマサキさんのライブ。
『月の道で会いましょう』という曲
別れと、いつかの再会を思う唄で、

つぎ会うときはもっと大人のきみで
今はさよなら

というくだりに
センチな気持ちになりましたよ。

春のはじめのざわざわした感じ
嫌いじゃないです。

ワンテンポ遅れて

テーハミング、紫川です。

今頃「韓流」にはまっています。

韓国の女優さんがすごく可愛い人ばかりですごいです。
ナイスバディだし。
今はユン・ウネさんに夢中です。
可愛くて色気があるのに上品で、女性からみても嫌でない。
韓国ドラマを見ても女優さんに釘付けです。
自分の女の好みで言えば断然韓国が合うみたいです。
ちゃんと韓国語もマスターしたいものです。

ドラマに出てくる、家や食事、習慣にやはり韓国が出てます。
表情の演技がすごく求められていることとか、日本よりシビアな部分も。
いくらグローバル化といっても、作品作りにはその国民性とか常識とかは反映されるわけで。
面白いです。
時代やそのひとの価値観思考とかももちろんそうですが。
時代考証は難しい。
それを実現させる、例えば衣装とかに反映させることは。

鈴木忠志さんの「オイディプス王」など見ても、やはり日本人ならではの演出とか作品だなと思います。
イワーノフでも、演歌が流れたりして。
野村万斎さんの舞台とかでもそうですが、その国ならでは、その人ならでは、な色がはっきりしていて。
それも面白さを構成している感じです。
カルロス・ゴーン氏が「我々がインドで商品を作るのは、コストが安いからではない。インド人特有の頭脳、発想が必要だからだ」
みたいな事を話されていたのを思い出す。

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